2022年05月27日(金)

「近藤嘉宏 C.ベヒシュタインで弾く ベートーヴェン!ショパン!ブラームス!」を開催しました

2022年5月21日(土)「近藤嘉宏 C.ベヒシュタインで弾く ベートーヴェン!ショパン!ブラームス!」を開催しました。
今回はスタインウェイ、ベーゼンドルファーと並ぶ“世界三大ピアノ”の一つ、ベヒシュタインを用いてのコンサート。
サンアゼリアでベヒシュタインが響くのは、開館以来今回が初めてです。

第1部はブラームスがクララ・シューマンに献呈した「ピアノ小品集」から間奏曲、
それに
奇想曲といった数曲の小品から始まりました。
ブラームスの晩年の作品で、哀愁漂う旋律に一瞬でピアニスト近藤嘉宏さんの世界へ引き込まれました。
続いてのベートーヴェンピアノ・ソナタ第17番「テンペスト」は、
嵐を連想させる壮大でダイナミックな演奏がベヒシュタインで奏でられました。

第2部はショパンの名曲、「幻想曲」「ワルツイ短調 遺作」・「マズルカ ト短調」・「舟歌」をお届けしました。
ショパンの豊かで繊細かつ優雅、詩情にあふれたメロデイーがサンアゼリアと響鳴して優雅な雰囲気に。
最後はピアノの魔術師と呼ばれるリストの「メフィスト・ワルツ第1番」。

近藤さんによって奏でられる丸い音の粒達が、次々と舞い上がって会場全体を包み込むようにゆっくりと降りそそぎます。
ベヒシュタインの特性を最大限に活かした素晴らしい空間になりました。

さて、アンコール2曲目のブラームスは、本編で演奏された曲と同じ曲が演奏されましたが、
ご来場されたお客様はお気づきでしたでしょうか?
今回は、4人の作曲家を取り上げた贅沢なプログラムでお届けしました。
近藤嘉宏さんのベヒシュタインピアノの魅力を最大に引き出した演奏に、惜しみない拍手が鳴りやみませんでした。

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