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5月10日（土）「近藤嘉宏 30th ANNIVERSARY PIANO RECITAL」を開催しました。
デビュー30周年を記念した特別公演ということもあり、多くお客様にご来場いただきました。

第1部は、ベートーヴェンの名作「ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 Op.13『悲愴』」からスタート。よく知られた名曲ながら、近藤さんの演奏はひとつひとつの音に深みがあり、改めて作品の魅力を感じさせてくれました。
また、ショパンの「舟歌 嬰ヘ長調 Op.60」、「ワルツ第3番 イ短調 Op.34-2」や「バラード第1番 ト短調 Op.23」など、繊細さと情熱をあわせ持つロマン派の作品が続き、多彩なプログラムが展開されました。

第2部は、リストの作品が中心のプログラム。
ダイナミックで華やかな曲が続き、ピアノ1台から生まれるとは思えないほどのスケールに驚かされました。
特に「ノルマの回想（ベッリーニ）」では圧巻の演奏に会場全体が息をのむ場面もありました。

温かい拍手に応え、アンコールではリスト「コンソレーション 第3番 変ニ長調」、ショパン「ワルツ第7番 嬰ハ短調 Op.64-2」も披露されました。
終演後はホワイエにてサイン会を開催し、近藤氏とファンの皆様が直接交流できる貴重な時間となりました。