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2022.06.20

アウトリーチ事業「おんがくのたね♪」 in 和光市立北原小学校

6月20日(月)和光市立北原小学校にて、
大熊理津子さん(マリンバ)、藤岡弘子さん(ピアノ)の構成で「おんがくのたね♪」を開催しました!

会場となる体育館に児童が入場するとステージには大きなマリンバが!
始まる前から児童が今か今かとソワソワ。
演奏者が登場すると大きな拍手でお迎えします。

『道化師のギャロップ』からスタート!
スピード感あふれる勢いのある演奏に児童たちの視線は一気にステージへ集中します。

マリンバが主役の構成ということで、楽器仕組みコーナーでは、
マリンバの特徴を3つに分けて説明♪

まずは、音板の下に付いているパイプについて、
「音階によってなぜパイプの長さが違うのか?」の説明にドレミパイプが登場!

四種類の異なる長さのパイプ。
パイプ内の空気の量によって音の高さが変わります。
実際のドレミパイプの音に「え~!全然音が違う!」と友達同士で顔を見合わせる児童たちの姿が見られました。
4つのドレミパイプの音のみでお二人による即興演奏も♪

『アメイジング・グレイス』の演奏。
最初のハイテンポな曲とはガラリとイメージが変わり、ゆったりとした演奏と、柔らかく響き包まれるような音色が印象的でした。

続いて、マリンバの演奏で使用する様々なマレット(バチ)について。
この日、実際に演奏に使用したマレットを大熊さんが出すと先端部分の大きさが全く異なります。

そこまで説明をし、児童たちにクイズが出題されました。
「このマレットは先端についているあるものに毛糸を巻き付けて作られていますが、あるものとは一体なんでしょうか?」

児童たちからは「木、プラスチック、石、鉄、ガラス!」など様々な意見が出ました。

正解は・・・・・ゴムボール!
硬質のゴムボールをそのまま使用するマレットや何重にも毛糸や綿糸等を巻き付け、糸を巻きつける強さによっても音色が変わります。
曲の内容によってマレットを使い分け、音質を変えて演奏します。

最後はマリンバの鍵盤について
マリンバに使われる木材は、ローズウッドという特殊な木材が使われています。
このローズウッド、日本の裏側のホンジュラスという国でしか取れない貴重な材質です。
演奏に耐えうる非常に密度が濃く、硬質な木材のため、水に入れると他の木材とは違い、沈んでしまいます。
そこで水槽と様々な木材を前に、どれが沈み。どれが浮くか。実験をしながら楽しく木材を見分けます♪
どれがローズウッドなのか!?と、児童は興味津々でした。

プログラム後半には、お二人の演奏に児童たちがボディパーカッションで共演しました。
息の合ったボディパーカッションと素敵な演奏に児童たちに笑顔あふれていました。

演奏を聴くだけはなく、一緒に音楽をつくる楽しさも感じてもらえたのではないでしょうか。

まだまだ「おんがくのたね♪」は続きます!

※アウトリーチ事業「おんがくのたね♪」はコロナウイルス感染拡大防止対策を十分に講じ、安心して演奏を聴くことが出来るよう開催校及び和光市教育委員会と連携し開催しています。

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