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2022.01.21

和光市市制施行50周年記念事業
シビックコンサート ベートーヴェン「第九」演奏会を開催しました

2021年11月21日(日)に和光市民文化センター大ホールにて
和光市市制施行50周年を祝い、高らかに記念演奏会を開催しました。

今回開催された『第九演奏会』は、
市民の提案により事業がスタートし、実行委員会主催の市民参加型公演です。

そしてこの演奏会は
和光市民文化センターサンアゼリアのこけら落としに始まり、
市制や和光市民文化センターの周年毎に市民からの提案を受け、継続開催されています。

コロナ禍での記念演奏会開催にあたり
演目特有の課題として、参加人数の多さとともに
『歌う』という行為で発生する感染リスクをどう抑えるかを考える必要がありました。

その一方で、質の高い演奏を届なければならないという出演者の価値観の尊重もあり
両立させるための葛藤の中、実行委員会では検討を重ね、意見を出し合い
練習時や本番でも感染対策を徹底して開催を迎えました。 

【指揮】佐藤 宏充
【ソリスト】石上 朋美 (ソプラノ) 藤井 麻美 (メゾソプラノ) 大槻 孝志(テノール) 佐藤 泰弘(バス)
【管弦楽】和光シビックコンサート管弦楽団
【合唱】和光シビックコンサート合唱団      

佐藤宏充氏指揮のもと、
和光シビック管弦楽団によるブラームスの『大学祝典序曲』から公演がスタート。
ベートーヴェン『交響曲第九番』を管弦楽団が一心不乱に演奏して第4楽章へ。

「歓喜の歌」をバスの佐藤泰弘氏が深みある低音で朗々と歌い始めると、
それに加わる合唱団の演奏は、鑑賞中のお客様の後ろから聴こえ始めます。
※コロナ禍によるステージ上の人数制限のため、合唱団は大ホール2階客席でマスクをつけて演奏しました。

更にソリストの声が加わり、
テノールの大槻孝志氏による独唱では、その堂々たる伸びやかな歌声により、
ステージは陽気で前向きな一体感に包まれて壮麗なクライマックスへ!
苦悩から始まり、最終的に大きな喜びに繋がる「第九」。
ドイツの詩人シラーの作品を基にベートーヴェンが歌詞に込めたのは、人類愛や平和のメッセージ。

コロナ禍に決して負けることのない「歓喜の歌」に、会場からは延々と惜しみない拍手が贈られました。

ソリストの石上朋美氏は
声は出せないものの、頭を揺らしてリズムを取ったり、
マスクの向こうで一緒に歌ってくださっているようなお客様の表情がとても嬉しく
感動しながら歌ったことが忘れられません。

佐藤泰弘氏(なんと和光市民文化センターこけら落としの「第九」公演にもご出演!)も
こんなに幸せに満たされたステージはないと思えるくらい、
この時代だからこその第九の醍醐味を舞台上で味わい、
最高にやり甲斐のある第九演奏会でした。

また、来場されたお客様からは
♪久しぶりの『第九』を聴くことが出来て本当に嬉しい!
♪ソリストはもちろん、合唱のマスクを通しての歌もとても良かった
♪後ろを向いての全体への指揮良かったです!
♪2階客席からの合唱団の歌声は天から降り注がれているようだった
という多くの温かいお言葉をいただきました。

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