2022年07月05日(火)

誰でもコンサート 2022 ~Over The Border~ を開催しました!

梅雨が終わりを告げるように一気に夏の気温となった6月25日(土)、
サンアゼリア大ホールにて、『誰でもコンサート2022Over The Border~』を開催しました!

本事業は2019年より継続開催しておりますが、今年度は文化庁『障害者等による文化芸術活動推進事業』として採択されました。
共生社会実現のため、障害者等による文化芸術活動や社会包摂に資する文化芸術活動を拡充し、
障害者等の文化芸術活動への参加を促すために、共生社会の実現に向けた障害者等による文化芸術活動推進プロジェクトとなりました。

文化芸術推進基本法の趣旨に則り「文化芸術の社会包摂機能」を和光市民文化センターが果たし、
社会課題を解決するために障害者の居場所づくりと社会参加・劇場体験の機会提供を目的としています。


まず、オープニングアクトとして白子ほのぼの合唱団と軽音部のみなさんが登場!
『ツバメ』『にじ』『ありがとうの花』3曲を続けて披露しました。
練習してきた、手話やダンスとともに素敵な歌声を会場に届けてくれました。

白子ほのぼの合唱団は、和光市の放課後等デイサービス白子ほのぼの通所児童からなる合唱団で、2019年3月に発足しました。
その後、同年8月に開催された『誰でもコンサートGo for 2020Over The Border~』に出演。
誰でもコンサート202020212022と4年連続での出演を果たし、その活動を発展させ続けています。
子ども達が中心となり、選曲なども行いながら自主性を持って活動しています。
1曲ごとに心を込めて歌い、 一生懸命に発表の場へ向けて合唱やダンス練習を行っています。


多くの拍手の中、白子ほのぼの合唱団が退場。そして、本編がスタートしました!
声楽家である川田桜香さん、久津見れいさんと、
パーカッショニストである田中ちひろさん、鴨田実可子さん、土谷春歌さん、北条歩夢さんで編成された、
6人組演奏グループ『トーン・パレット』の皆さんが登場♪

『道化師のギャロップ』ではパーカッショニストの4名が押し合いへし合いをするかのように、
代わる代わる入れ替わり立ち替わりで1台のマリンバを演奏。
そのスピード感あふれる楽しい様子は、まさに見て聴いて楽しむ素敵な演奏でした。

オペラ「ホフマン物語」よりオランピアのアリア「生垣に小鳥たちが」では、
見事に機械人形のオランピアに扮した川田さんが登場し、美しい歌声を披露しました。
客席からは「本物のお人形かと思った」とささやき合う声も。

参加型プログラムでは、ドレミの歌の演奏に合わせ、客席の皆様との共演も♪
振り付けを演奏者がレクチャー、その場で体を動かし、演奏に観客の皆様も参加しました。
特に子どもたちは元気いっぱいに楽しんでいました。

パーカッションをメインとした楽曲では、その息の合った演奏と迫力ある音に観客の皆さんも圧倒されていました。

アンコールでは、オープニングアクトを飾った白子ほのぼの合唱団の皆さんが再登場!
トーン・パレットの皆さんとダンスで共演し、大盛況の中でコンサートを締めくくりました。

和光市文化振興公社では、今後も積極的にこのようなイベントに取り組んで参ります。
ぜひご参加いただけましたら幸いです。


オープニングアクトに出演した白子ほのぼの合唱団は、9月22日(木)に彩の国さいたま芸術劇場にて開催される、
障がい者アーティスト+健常者アーティスト混合の日韓音楽プロジェクト「平和のリボン“一緒に歩もう!”」に出演します。
そちらにも是非足をお運びいただけましたら嬉しく思います。

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