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2025.09.16

アウトリーチ事業「おんがくのたね♪」in和光市立第三小学校

9月4日(木)和光市立第三小学校にて、おんがくのたね♪を実施しました!
(Let’s enjoy Opera!音大生と楽しむ小さなオペラ《The Telephone》)
構成は東京音楽大学のメルビー・リサさん(ソプラノ・写真中央)、関広武さん(バリトン・写真左)、山脇美葉さん(ピアノ・写真右)です。
そして企画・演出は東京音楽大学のACT Project(アクト・プロジェクト)のメンバーです。

ACT Projectは、東京音楽大学が取り組んでいるキャリア育成プログラムで
学生が実際に社会や現場で事業の企画・制作から運営までを行うことで学びとするものです。
当財団では、それに会場提供や職員による指導・助言などを行うことで、次代を担う人材の育成に寄与し、地域における文化・芸術の発展に資する活動に繋げています。

上演されたオペラは、《The Telephone(ザ・テレフォン)》ジャン・カルロ・メノッティ作曲
長電話に夢中な女性(ルーシー)とその彼女にプロポーズしたい男性(ベン)のやりとりを描いたラブコメディです。

本来は大掛かりな舞台装置が必要となるオペラ
小学校教室という限られた空間で最小限の小道具と舞台演出を駆使し
そして、歌い手の演技や表現力でいかに物語を届けるかが課題となりました。

企画の段階から「子どもたちに伝わるオペラ」を目指し、丁寧に準備を重ねてきました。
そして迎えた本番!
物語序盤に校長の藤原先生(バスバリトン)が配達員役として登場!子どもたちは大盛り上がり!✨

鳴りだす電話に止まらないルーシーのおしゃべりが続くユーモラスな場面と
いつまで経ってもプロポーズができず戸惑うベンのもどかしい姿に、子どもたちは一緒にハラハラ。

無事にプロポーズは成功!子どもたちも一安心。

今回の上演を通じて、オペラの楽しさを身近に感じてもらうことが出来ました。
学生も企画から出演まで携わることで大切な実践の場となりました。

終了後は、出演者やACT Projectスタッフ学生が各クラスに分かれ給食交流を行いました。
コロナ禍以降、本当に久しぶりの交流です。
出演者への質問に始まり、色々な話が盛り上がっていました。

公益財団法人和光市文化振興公社では、今後も音楽を通じて様々な形での支援を継続して行きたいと考えております。
引き続きのご支援、ご協力のほどをどうぞよろしくお願い申し上げます。

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