2022年07月14日(木)

アウトリーチ事業「おんがくのたね♪」in和光市立下新倉小学校

623()和光市下新倉小学校にて「音楽のたね」を開催しました。
今回の演奏者は野尻小矢佳さん(パーカッション&ヴォイス)、中川賢一さん(ピアノ)の構成で行いました。

まずは、『オーシャンドラム』を演奏しながら、野尻さんが児童の前に登場♪
その名の通り、海の波の音がするこの楽器。
寄せては返す波の音は、胎児の頃、お母さんのお腹の中で聞いていた音に近いそうです。
生まれる前から出逢う音を感じることからプログラムはスタートしました。

体験コーナーでは、世界の音楽として13拍子の曲を取り上げました。
児童が分かりやすく拍子を刻めるようにサル×3回・タヌキ・ワニ×2回と動物の名前を使い
13文字「サルサルサルタヌキワニワニ」と掛け声をかけながら、13拍子を刻むボディパーカッションに挑戦!
音楽に合わせて足踏みや手拍子を使い、体を動かしながら共演を楽しむことができました。
また、児童たちが世界に一歩踏み出していけるようにと願いを込めたオリジナル曲の演奏でも、児童たちが共演しました。
軽快なリズムに思わず前に進みたくなるような素敵な演奏になりました。

声と音楽とのつながりをテーマとした場面では、
『神々へのリズム』として、野尻さんの掛け声とともにアフリカの太鼓ジャンベの演奏もありました。
太古に思いを馳せるアフリカの伝統やパワーを感じさせる演奏でした。

音・リズムはどのようにして始まったのだろう?
演奏する曲はどんな場面なのかな?などの野尻さんの問いかけによって
児童たちは、始まった理由やその場面など、様々なことを想像しながら聴くことができました。

最後は打楽器とピアノの「マトルズダンス」の演奏です。
この曲は、打楽器(6つの太鼓)とピアノが非常に激しいリズムで打ち合い、駆け巡り、
演奏者の手や指がどこかに飛んで行ってしまうのではないかというほど!
そして最後には楽器を壮絶に打ち鳴らして終わります。
お二人のバトルのような迫力ある掛け合いと超絶技巧による圧巻の演奏に児童は最後まで釘付けとなりました。

学校からのリクエストにより2人の演奏に合わせて、
モーツァルト作曲 オペラ《ドン・ジョバンニ》より<ラ・チ・ダレム・ラマーノ「お手をどうぞ」>を
藤原校長先生(バリトン)と4年生担任石橋先生(ソプラノ)がデュエットで共演。
また、音楽主任の柳瀬先生(ピアノ)が中川さんとピアノ連弾し、
野尻さんのパーカッションがそれを彩る形でブラームス作曲 <ハンガリー舞曲第5番>を共演しました。
先生方のサプライズ登場に児童たちは大いに盛り上がりました。

※アウトリーチ事業「おんがくのたね♪」はコロナウイルス感染拡大防止対策を十分に講じ、
安心して演奏を聴くことが出来るよう開催校及び和光市教育委員会と連携し開催しています。

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