2020年02月21日(金)

「近藤嘉宏 究極のベートーヴェン四大ピアノソナタを弾く!」を開催しました!

東京オリンピック、パラリンピックが開催される2020年は、東京から日本と世界の文化を共有する年。
サンアゼリアでも国際音楽演奏会と題したシリーズを企画、開催しています。

今年はベートーヴェン生誕250年の節目の年なことから、2020年2月11日(火)、大ホールにて
ベートーヴェン弾きの名手 近藤嘉宏さんによるベートーヴェン四大ピアノソナタの深化した演奏をお届け♪

この日は開場前から多くのお客様がホールの外に行列ができる賑わいに、ご来場の皆様の期待の高さが伺えました。
来場者の多くが近藤嘉宏さんのピアノの演奏はもちろん、巧みな指さばきも楽しみにしていました(^-^)

オール・ベートーヴェン・プログラムは、ピアノソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」からスタート。
ベートーヴェンが重度の難聴で耳がほとんど聞こえなかったのは有名な話ですが、
この「悲愴」が作曲された時期は、ちょうどベートーヴェンが難聴を自覚し始めたころと言われています。

そして、ピアノソナタ 第21番 ハ長調 作品53「ワルトシュタイン」。
近藤嘉宏さんの巧みな演奏と大ホールの音の響きが楽しめる演奏でした。

休憩を挟んで、ピアノソナタ第14番 嬰ハ短調 作品27-2「月光」。
とても美しく印象的な旋律な「月光」は、ベートーヴェンのピアノソナタの中でも屈指の人気を誇っています。
それは、ベートーヴェンが恋人捧げた恋愛を表現した曲だからかもしれません。
優しさや切なさ、愛しさを感じる演奏は「人」の温かみを感じざるを得ませんでした。

最後は、ピアノソナタ 第23番 ヘ短調 作品57「熱情」。
熱情は、ベートーヴェン中期の最高傑作のひとつに数えられます。
ドラマティックで情熱的な演奏をお届けしました。

約2時間に渡る演奏が終わると自然と涙を流すお客様も。
改めてベートーヴェンの偉大さ、ピアノの素晴らしさを。
そして何より近藤嘉宏さんの演奏が素晴らしく、豊かな音色が大ホールを包む素敵な時間となりました♪

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